日本では、当たり前のように電気を使うことができています。
と、私たちは思っています。
本当にそうでしょうか?
戦後になってから2011年までは、主に原発に頼っていて、電気について考えさせられるようなことは、あまりなかったと思います。
ですが、その前提は崩れてしまいました。
今は、火力発電頼みです。
・日本は陸続きではない島国のため、他国に電気を融通してもらうことはできません。
・火力発電で使う、LNG(液化天然ガス)などは、ほとんどを輸入に頼っており、資源を輸入しなければ発電ができません。
・再生可能エネルギーによる発電は、安定的に電力を調達するのが難しい側面もあります。
・日本でも、電気自動車を増やしていこう、という動きがありますが、そもそも、その分の電気をどのように調達するのでしょうか。今よりも電気の使用量は上がるはずです。
・日本にはたくさんの自動販売機があります。海外には、あまりないそうです。自動販売機にも、たくさんの電力を使用しています。
・パソコンやスマホなどのIT機器も、電気を使っています。データを保管するためのデータセンターでも、たくさんの電力を必要とします。
島国であり、資源もない日本では、ある程度の電力発電の限界量というものがある気がします。
日本で大規模に電気を使うようになったのはここ100年ほどであり、電気をどのように調達するのかは、歴史の浅い問題です。
これまでの前提が崩れてしまっている今、今まで電気が使えていたことを当たり前と考えずに、これから電気をどのように使用していくかを、改めて、考えなおしていく必要があるのではないでしょうか。
私もまだまだ勉強不足なので、これからも学んで、考えていきたいです。