考えるカメの考察日記

自分の考えたことを、気の向くままに書いていきます。

積み上げる生き方のススメ

こんにちは。

最近、男性・女性の生き方の違いについて考えてみました。

そこから思ったことというのは、男性も、女性的な生き方を取り入れてみてもいいのではないか、ということです。

 

 

 

男性・女性の生き方の違い

女性の場合は、若いうちにしかできないこと、のように、年代ごとにできることが限られる傾向が男性よりも強いと思います。

女性誌も年代ごとに大きく違いますし、出産もある程度の年齢的な制約があります。

また、出産をした場合には、生活スタイルも大きく変わっていくでしょう。

そのことから、その年代ごとにできることをしていく、というように、積み上げていくような生き方をしている方は比較的女性の方が多い気がします。

 

一方で、男性の場合、大人になってしまえば、どのような仕事をしているかが求められます。

また、子どものころの趣味を大人になっても続ける傾向もあります。(ゲーム、乗り物、機械いじりなど)

フォーマルな服装はずっとスーツです。

男性の場合は、同じような生き方を続ける人も多いのではないでしょうか。

 

 

<男女の生き方の違いについて、具体的に見てみます。>

 

タレントの藤原史織さん(元ブルゾンちえみさん)は、芸人として一時的に大きく売れた時期がありましたが、その成功におごることはなく、タレント活動を辞めることにしました。

自分の人生を客観的に見て、人生を決定していくバランスのよさを感じます。

 

また、女性の、アイドルをやっていた人や、アーティストが、売れているなかであってもすっぱりと引退して、セカンドキャリアを歩み始める、という事例はよくあります。

 

それに対して、男性のお笑い芸人のなかには、売れても売れなくても、ずっと続けているような人も一定数いるのではないでしょうか。

また、一つの道を一生をかけて究めていく、というような生き方をしているのは、男性が多いイメージがあります。

 

 

<また、ミュージシャンの場合を考えてみます。>

 

長く続けているバンドは、男性が多い傾向があると思います。

Mr. Children、Gray、B’zBUMP OF CHICKENtacicaなど)

 

それに対して、女性ロックバンドのチャットモンチーは、もうやりきったとしてバンドを「完結」し、次の人生を歩み始めました。

 

また、同じく女性ロックバンドの ねごと も、人気のさなかに、すっぱりと活動を終了しました。

 

また、Shiggy Jr.は、解散後、男性メンバー3人はそのまま音楽を続けていくことにした一方で、池田智子さんは、それまで音楽活動に専念していた状態を軌道修正することにしました。

thinking-turtle24.hatenablog.com

 

以上のように、男性よりも女性の方が、節目節目で区切りながら人生を歩む傾向があると思います。

 

 

 

弊害

男性が、積み上げるような生き方を取り入れないことで起きてしまう弊害として現れていると考えられることがいくつかあります。

その一つは、育児や家事に関心をもたないことです。

一般的に、子どもが生まれたら、女性は子ども中心の生活になると思います。

一方で、男性が以前のまま仕事を継続すれば、同じような生活を続けてしまうと考えられます。

このことが、子どもが生まれたとしても、男性が気持ちが切り替わらずに、元の生活をそのまま続けてしまい、家庭内で問題が起こるようなことにつながってくるのではないでしょうか。

 

また、男性のなかには、野球などのスポーツを引退後、落ちこぼれてしまう人、セカンドキャリアをうまく築けない人が一定数存在しています。

子どものころからそのスポーツのこと一筋で生きてきたことから、それ以外の人生を考えたことがなかったことから起きることだと考えられます。

 

また、かつては一つの会社に勤めつづけるのがよしとされてきましたが、会社の平均寿命というのは縮まってきています。

今は一人でも、社会に大きなインパクトを与えられる時代です。

一つの会社に依存して人生を委ねてしまうことへのリスクというのは、依然よりも高まっているといえるでしょう。

 

 

これからの男性の生き方とは

私は長く続ける働き方を否定するわけではなく、専門性が高く、一度決めた道を探求していくような職業であれば、その生き方でもよいと思います。

 

そうでない職業はどうでしょうか。

今は、時代の変化がとても早いです。

今の時代に生きていく上で大切なことは、自分の成長を第一に考えていくことだと思います。

自分の成長に値するかどうか、という軸をもっておけば、どのようなことが起こっても自分らしく生きていくことができるでしょう。

 

また、これから先の未来というのは、不確実性がより強まっています。

先々までのことを計画して行動していこうとしても、将来何か大きな変化が起きてしまえば、その計画通りに事を行うのは難しくなってしまうかもしれません。

また、今は以前よりも平均寿命が伸びています。

収入を得る必要がある期間は長くなっています。

年齢を重ねてもなお稼がないといけないとしても、自らのことをしっかりと把握していれば、自分らしい収入の得方を見出しやすいと考えられます。

このようなことから、積み上げる生き方を男性も取り入れていくことが必要なのではないでしょうか。

 

 

男性の場合は仕事を何度も辞めることを繰り返していると風当りが強くなりがちなのは事実です。

かつては、一つの仕事を長く続けるのがよいとされてきました。

しかし、これからは新しい視点や、異なる分野をもっている人が有利になっていくといわれています。

自らの可能性を広げるという意味で、転職を繰り返していくのは、むしろ肯定されるべきことだと思います。

 

また、男性も、子どもができた場合には、家事について学んだり、生活スタイルを変えたり、といった工夫をしていった方がいいでしょう。(家庭の方針にもよります)

 

 

今の時代は、社会が変わっていくことを前提に生きていく必要があります。

男性も、定期的に自分の人生の棚卸しをして、人生を積み上げていく、という考え方を導入してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。