考えるカメの考察日記

自分の考えたことを、気の向くままに書いていきます。

会社と人生は似ている

会社と人生は似ているのではないか、ということを書いてみたいと思います。

 

 

会社

私は会社を辞めた経験があるのですが、辞めたあと、ふと考えました。

会社というのは、自分で立ち上げにかかわらない限りは、自分が加入する以前から存在しています。

そして、自分が辞めたあとも、存在しています。

会社には、自分が入る前から歴史があります。

そして、自分が加入してその会社の歴史を内側から目撃し、自分自身も会社の歴史の一部になります。

そして、自分が会社を辞めても、会社は存続していき、会社の歴史は積み上がっていきます。

 

会社に入社するまでは、会社の内部の本当の実態はわかりません。

入社してから、与えられた環境のなかで、試行錯誤します。

そして、どこかのタイミングで、退職する時がきます。

自分がいなくなったあと、職場で自分のことがどのように評価されるかはわかりません。

やめてしまって惜しいといわれているか、逆にいなくなってよかったといわれているか、特に何もいわれていないか……。

辞めた会社につてがない限りは、知るよしがありません。

 

 

人生

このような流れというのは、人生にも当てはまるものがあるのではないでしょうか。

生まれてくる前には、すでに何万年という歴史があります。

生まれてから、生きているなかで、歴史を内側から目撃し、自らも歴史の一部になります。

そして、生を終えたあとも、歴史は積み上がっていきます。

 

人は、自分の置かれている環境がよくわからないまま生まれてきます。

与えられた環境のなかで、試行錯誤して自らの人生を形作っていきます。

そして、いつかは、生を終える時がきます。

この世からいなくなったあと、周りからどのように評価されるかはわかりません。

知るよしがありません。

自らの亡骸や所持品などをどのように扱うのかは、生きている人たちに委ねるしかありません。

 

このように見てみると、会社に所属するということと、人生を生きるということとの間には、とても似た要素があることがわかります。

 

 

 精一杯生きよう

会社やこの世から退出してしまえばもう戻れないのであり(もとの会社への再就職は別として)、もともといた場所でどのように評価されるのかわからないとしたら、どのような心構えで生きればよいのか?

 

悔いのないように、精一杯生きていくことが大事なのではないでしょうか。

会社に入ったら、悔いの残らないように頑張ってみる。

人生でいえば、周りになんと言われても、このような生き方がしたい、こんなことをしたいと、自らが描いた理想を実現していく。

実現までいかなくても、実現できるように理想を追い求めていく。

ここでいう理想とはそこまで大それたものではなく、毎日の生活を充実させる、というようなもので十分です。

言い換えれば、自分の生きたい人生を生きられるようにしていく、ということです。

そのようにしていけば、あとであれこれと思い悩むこともなく、どのように評価されようとも気にならなくなるのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

※今の時代、会社勤めだけが働き方のすべてではなく、フリーランスの働き方が広まっていることも重々承知しています。

会社と人生が似ている、ということを言いたかっただけであり、会社勤めを強いるようなものではないという点をご理解いただきたいと思います。